「久しぶりにサイゼリヤに行きたいけれど、2歳の子供が食べられるメニューはあるのかな?」
「もしお店で子供がぐずってしまったらどうしよう…」
毎日育児を頑張っているママにとって、外食は楽しみであると同時に、大きな不安の種でもありますよね。特に、子供の食事に関しては「塩分が高すぎないか」「硬くて食べられないのではないか」と心配が尽きないものです。
実は、現在のサイゼリヤには、いわゆる「お子様ランチ(プレート)」が存在しません。しかし、がっかりしないでください。サイゼリヤのメニュー選びのコツさえ知っていれば、サイゼリヤはファミレスの中で最も幼児向きのお店になります。
この記事では、管理栄養士であり2児の母でもある私が、2歳児の塩分摂取量を1食1g台に抑える「魔法の組み合わせ」と、店員さんに感謝される「パスタ柔らかめ」などの裏注文テクニックを伝授します。
この記事を読み終える頃には、「これなら大丈夫!」という確信を持って、今週末の家族ランチを楽しみに待てるようになりますよ。
高橋 ゆかり
管理栄養士 / 幼児食アドバイザー / 2児の母
保育園での献立作成歴10年。現在は育児雑誌で「取り分けレシピ」を連載中。「完璧を目指さなくていい。知識があれば、外食はママの最強の味方になる」をモットーに、科学的根拠に基づいた無理のない幼児食を提案しています。
なぜ「とりあえずハンバーグ」は危険?2歳児の塩分事情とサイゼの真実

せっかくの外食ですから、子供には好きなものを食べさせてあげたいですよね。メニューを開いて、子供が指差す「ハンバーグ」。その笑顔を見ると、つい「いいよ」と言いたくなってしまいます。
実は私も、長男が2歳の頃は何も知らずにハンバーグを与えていました。「ソースをかけなければ大丈夫だろう」と安易に考えていたのです。でも、後になって成分表を見て驚愕しました。サイゼリヤの「ハンバーグステーキ」は、ソースなしの状態でも塩分が非常に高く、幼児の許容量を大きく超えていたのです。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、1〜2歳児の1日あたりの塩分摂取目標量は3.0g未満です。これを1食あたりに換算すると、約1.0gが目安となります。
一方で、サイゼリヤの「ハンバーグステーキ」の塩分量は約2.7g(ソース含む)です。たとえソースを避けたとしても、お肉自体にしっかりとした下味がついているため、ハンバーグステーキ1個で1日の塩分量の大部分を摂取してしまうことになります。
ハンバーグステーキと幼児の塩分基準は、明確に対立する関係にあります。「子供が好きだから」という理由だけでハンバーグステーキをメインに据えることは、塩分過多のリスクを考えるとおすすめできません。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 2歳児にハンバーグステーキを注文する場合は、大人がメインで食べ、子供には「一口サイズに切ったものを2〜3切れ」取り分ける程度に留めましょう。
なぜなら、この点は多くの人が見落としがちで、ハンバーグステーキは「子供用メニュー」のイメージが強いですが、実際は「大人向けの味付け」がされているからです。この知見が、あなたの成功の助けになれば幸いです。
管理栄養士が選ぶ!塩分1g台で大満足「罪悪感ゼロ」の最強セット

では、ハンバーグステーキがダメなら、一体何を食べさせればよいのでしょうか?
ここで私が自信を持っておすすめする、栄養士視点の「罪悪感ゼロ」最強セットをご紹介します。
それは、「コーンクリームスープ」+「プチフォッカ」+「ライス」の組み合わせです。
この組み合わせが優れている理由は、コーンクリームスープとプチフォッカが、塩分バランスと食べやすさにおいて完璧な補完関係にあるからです。それぞれの数値を詳しく見てみましょう。
- コーンクリームスープ: 塩分 1.0g
- プチフォッカ: 塩分 0.6g(2個入り。1個なら0.3g)
- ライス: 塩分 0.0g
この3つを組み合わせることで、以下のようなメリットが生まれます。
- 塩分コントロールが自在:
コーンクリームスープを全て飲むと塩分1.0gですが、プチフォッカ(1個0.3g)と合わせても合計1.3gです。スープを少し残せば、余裕で1.0g以下に抑えられます。 - 食べやすさの向上:
プチフォッカやライスをコーンクリームスープに浸すことで、パンやご飯が柔らかくなり、2歳児でもスムーズに食べられます。特にライスをスープに入れると「リゾット風」になり、子供の食いつきが抜群に良くなります。 - 満足感の確保:
温かいスープと炭水化物の組み合わせは、お腹にたまりやすく、子供の満足度が高いです。
このように、コーンクリームスープを主軸に、塩分のないライスや塩分の低いプチフォッカを組み合わせることで、栄養士基準の「塩分1g台」を無理なく達成できます。
「パスタ柔らかめ」はできる?店員さんも困らない魔法の注文スクリプト

「子供は麺類が好きだけど、サイゼリヤのパスタはアルデンテ(少し硬め)で食べにくそう…」
そんな悩みをお持ちの方に朗報です。実は、サイゼリヤではパスタの茹で加減を調整できます。
パスタというメニューと「よく茹で」という注文方法は、幼児が食べにくいという課題に対する明確な解決策の関係にあります。
しかし、「忙しそうな店員さんに、細かい注文をするのは気が引ける」という方も多いでしょう。そこで、店員さんに迷惑をかけず、スムーズに要望を伝えるための「魔法の注文スクリプト」をご用意しました。スマホでこの画面を見ながら、そのまま読み上げてみてください。
📱 店員さんにこう伝えればOK!
-
🍝 パスタ注文時:
「すみません、子供が食べるので、パスタを柔らかめに茹でていただくことは可能ですか?(よく茹ででお願いします)」 -
🥗 サラダ注文時:
「あと、サラダのドレッシングを別添えにしてください。(大人が後でかけて食べます)」 -
🥤 ドリンクバー:
「子供用の氷なしのお水をいただけますか?」
このように丁寧に伝えれば、店員さんも快く対応してくれます。「パスタよく茹で」は、調理工程上少し時間がかかることがありますが、その分、子供が喉に詰まらせる心配を減らせます。
また、サラダのドレッシングを「別添え」にすることで、大人は好きな量をかけられ、子供にはドレッシングがかかっていない部分を取り分けることができます。ドレッシング別添えというテクニックは、親子で同じメニューをシェアする際の最強の味方です。
まだある!取り分けで使える「隠れ優良メニュー」と注意点
セットメニュー以外にも、取り分けに便利なメニューがあります。中でもおすすめなのが「柔らか青豆の温サラダ」です。
ただし、このメニューには注意点があります。柔らか青豆の温サラダと取り分けという行為は、条件付き推奨の関係にあります。 そのまま与えるのではなく、少し工夫が必要です。
| メニュー名 | 塩分量 | おすすめポイント | 注意点・取り分けのコツ |
|---|---|---|---|
| 柔らか青豆の温サラダ | 0.9g | 豆が柔らかく、甘みがあって子供が好む味。栄養価も高い。 | 【重要】 温玉、チーズ、ベーコンは塩分が高いので避ける。「下の豆だけ」を取り分ければ低塩分。 |
| カリッとポテト | 1.2g | 子供が大好きなポテト。サイゼリヤのポテトはサイコロ状で食べやすい。 | 塩がかかっているので、「塩抜き」で注文するか、表面の塩を払い落としてからあげる。 |
| セットドリンクバー | 0円 | 3歳以下は無料。キッズ用のコップやストローも完備。 | ジュースの飲み過ぎに注意。野菜ジュースや炭酸水(無糖)などを活用するのも手。 |
特に「柔らか青豆の温サラダ」のグリンピースは、皮が口に残ることがあるので、2歳児の場合はスプーンの背で少し潰してからあげると安心です。 また、コーンや豆類は誤嚥(飲み込んで気管に入ること)のリスクがあるため、必ず大人が見守りながら、一口ずつよく噛んで食べるように促してください。
まとめ:知識はママの味方!今週末はサイゼリヤを楽しもう
サイゼリヤには「お子様ランチ」はありませんが、その代わりに、組み合わせ次第で無限の可能性が広がっています。
- ハンバーグステーキは塩分が高いので、メインではなく大人の取り分けで少量楽しむ。
- コーンクリームスープ+プチフォッカ+ライスなら、塩分1g台で栄養士も太鼓判の「罪悪感ゼロセット」になる。
- 「パスタ柔らかめ」「ドレッシング別添え」の魔法の注文で、子供も食べやすく、大人も満足できる。
これらの知識は、あなたの外食を「手抜き」ではなく「賢い選択」に変えてくれる強力なツールです。
「これなら大丈夫」
そう思えたら、ぜひ今週末は家族みんなでサイゼリヤへ出かけてみてください。ママもパパも、温かいご飯をゆっくり食べて、リフレッシュしてくださいね。


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